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「医師は一生勉強し続けなければなりません」医学部生のスマホ勉強法

―――まずは村上先生と、みなさまのご紹介をお願いします。

村上:群馬大学村上徹群馬大学 大学院医学系研究科 機能形態学 准教授)と申します。医学部の授業で解剖学を教えています。加藤悠介さん、澁澤佑紀さん、村上尚さんは同じく医学部に所属する学生で、昨年解剖学を学んだばかりです。

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医学の基礎「解剖学」は覚えることがたくさん!

――解剖学について簡単に教えてください。

村上:大学の医学部で最初の頃に学ぶのが「解剖学」で、人体を理解するための学問のひとつです。人体に関する名称、形、機能など、基本的なことを身に付け、人の体の成り立ちや仕組み、働きを勉強していきます。 解剖学では、講義形式の授業はあまりなく、解剖学実習という実習形式の授業がほとんどです。将来、お医者さんを目指す学生は、解剖学を通して基礎的な知識を学びます。医学分野において欠くことのできない大切な授業です。

 

――授業やテストでITツールを活用されていますが、ツールを活用する理由を教えてください。

村上:一番の理由は、学生さんに楽しく学習してもらいたいという思いがあるからです。解剖学は覚えることがたくさんあり、メンタル的にも非常に大変な科目。 試験に向けて『グレイ解剖学』といった1,000ページ以上ある分厚い教科書を、3カ月ほどで3〜4冊勉強する必要があります。

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教科書を読む学生の皆さん。医学部生はこうした分厚い本の内容を短期間で覚えなければならない。

通常の授業では、1日がかりの実習が週3~4日あり、実習ごとに予習や復習もしなければなりません。高校の授業みたいに丁寧に解説する、というようなことはなくて、「詳しいことは教科書を読んでおいてね」というだけです。

これから医学の勉強や研究を進めるにあたっての基礎となる部分ですから、しっかりと勉強しなければなりません。しかし、単語の暗記のようなことまでは、なかなか時間を回せないみたいですね。そこで、スキマ時間でも楽しみながら効率的に勉強できるようにと考えて、iPad公式ブログ、アプリなどのITツールを使用するようになりました。他にも、解剖学の授業で運用されている公式Twitterアカウントがあり、「解剖ちゃん」というキャラクターが勉強を頑張る学生を応援しています。 

医学専門用語の英単語でもzuknowは発音してくれるから短時間で暗記しやすい

――さまざまなITツールがあるなかで、スマートフォンでの学習法を教えてください。

村上:解剖学用語をスマートフォンなどで覚えられるアプリがあったらいいなと思い、ネットを検索したらzuknowが見つかったんです。これまでは、教員が分担して単語リストを紙で作成していたのですが、学生は130人ほどいますから、学生全員に知らせたりリストを配ったりするのは大変。ITツールを活用すれば、そういうのも楽になると期待しました。

解剖英単語「胸部 Thorax」 | 友達とクイズで競える学習アプリ zuknow(ズノウ)

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学生向けに作成している解剖英単語を中心とした学習コンテンツ

それから、zuknowは英語の発音ができることがとても良かった。最先端の医学書や論文は英語であることがほとんどなので、専門用語も英語で知らないといけません。

でも、解剖学用語のような単語は普通の英和辞書には載ってないことが多くて、どう発音したらよいのかわからないこともあります。zuknowはそういう用語も上手に発音してくれます。「これは活用できる!」と思い、紙で作成していた単語リストをアプリに移していったんです。

解剖英単語「胸部 Thorax」 | 友達とクイズで競える学習アプリ zuknow(ズノウ)

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解剖英単語のカード学習画面(左)と、クイズ学習画面(右)

ランキング機能で、友達の気になる学習進度をチェック

――学生さんにお尋ねします。zuknowで勉強してみた感想や、効果を教えてください。

加藤:zuknowでは専門的な医学英語の発音がわかるので、覚える時間が短縮されました。英語の発音がわからず不安なまま単語を覚えようとすると、スペルが覚えにくいんです。発音の機能はとても活用しました。

それから、クイズ形式で学べるのも良いですね。試験ではスペルも書かなければいけないのですが、最初からスペルを覚えようとするとハードルが高くて大変。zuknowのクイズは選択式だったので頭に入りやすく、気軽に覚えることができました。完璧に覚えるまでの道のりを縮めることができたと思います。

村上(尚):私は、決めた時間に勉強しようというのではなく、授業が始まるまでの時間や、待ち時間などに、気軽にスマホを取り出して単語を覚えていきました。

スキマ時間を活用しながら勉強できたことが良かったと思います。

――zuknowの他の機能は活用されていましたか?

加藤:同じ暗記帳を学習している人のランキングは、かなり気にしましたね(笑)。僕はzuknowを使い始めるのが出遅れたのですが、zuknowの暗記帳を初めて見たときに、すでにマスターしている友達が何人もいて。勉強している素振りは見せないけど、「やっているんだな」と思いました。

澁澤:私も「○○さんに抜かされました」というメッセージが来て、友達の学習進度が気になりました。

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クイズ結果のランキング画面

医学生に伝えたいことは、「とにかく勉強しよう!」ということ

――今後のzuknowの使い方についてメッセージなどをお願いします。

村上(尚):今年は授業に少し余裕がありそうなので、医学英語以外のTOEICTOEFLといった勉強にも使ってみたいです。また、医学生は「医師国家試験」だけでなく、コンピューターを使った「CBT」という統一テストもあり、それらに合格しなければ医者になることはできません。このような試験対策もzuknowでできるようになるといいですね。

澁澤:今後、医学研究の論文を読む機会も増えると思いますが、知らない英単語が出てきたら、自分で暗記帳を作って覚えるようにしたいと思います。

――村上先生から、医学生のみなさまへメッセージをお願いします。

村上:医学生に伝えたいことは、「とにかく勉強しよう!」ということです。受験でたくさん勉強したと思いますが、医学部に入ってからの勉強が重要なんです。一生でこんなに勉強したことはなかったということが、卒業までにきっと何度もあるはずです。そもそも医師は一生勉強し続けなければなりません。工夫しながらしっかりと勉強して、自分が目指す将来に近づいてください!

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