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学校の勉強を徹底サポート、地域密着型の学習塾「かまなび」の学習アプリ活用例

――まず簡単に自己紹介をお願いします。

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小倉さん(写真左):小倉俊博と申します。以前は大手の個別指導塾で働いていましたが、アメーバのように塾を増やしていく会社の方針に疑問を持つようになりました。「どこでも同じ塾」というのは、「なくなっても困らない塾」でもあるからです。それでは働き甲斐もないですし、そもそも、生徒一人一人みんな違いますよね。だったら、自分たちはあまりないような塾を作ってみようと。そうして千葉県鎌ケ谷市に地域密着型総合学習塾「かまなび」を立ち上げました。

武井さん(写真右):武井宗春と申します。私が個別指導塾で講師アルバイトをしていたとき、教室長をしていたのが小倉さんでした。その頃から二人で、個別指導塾のあり方に非効率さを感じ、よく議論していました。実際に授業の回数と成績が比例しないという状況を見ながら、結局成績を上げるには、生徒が自分でどれだけ学習しているかの方が重要だということに気付きました。そして、従来の授業を受けさせるスタイルではなく、科目や時間に関係なく自分で調べて学習できる環境、一人でも学べる教材や、入試や定期テスト直結の教材を揃えてあげる方が学習効果は高いのではないかと考えるようになり、「かまなび」を一緒に立ち上げました。

学校の宿題を持ち寄って、わからない部分を個別にサポート

――かまなびの特徴を教えていただけますか?

この塾のコンセプトは「学童」と「図書館」です。学童保育のように生徒が学校から出されたさまざまな科目の宿題を持ち寄り、わからない・難しいと感じる部分を我々が個別にサポートしていく学習スタイルを実施しています。

一般的な塾に通う生徒は、日々出されている学校からの宿題には手を付けないまま、塾の授業を受け、自宅では塾の宿題のみをこなしていく姿がよく見られます。ところが、公立の中学校に通う中学生ですと、テスト期間終了までに、学校の宿題や課題も提出しなければならず、学校の学習も、塾の学習も中途半端になるという問題があります。

そこで、かまなびでは「科目別の授業を買う」、「塾専用の教材を一律に配布して学習する」といったものを全てなくしました。つまり、学校の学習で悩んで塾に入ってくる生徒には、新しいことをやらずに、「学校の学習に徹する」ことにしたのです。

当塾は授業を行うわけではないので、完全定額料金です。生徒たちは学習したい時に、学習したいものを持ってやってきます。生徒から「この科目がわからない」「ここをなんとかしたい」と質問されたときに、即座に対応できるのが大きな魅力です。

学校の宿題をきちんと理解して終わらせられるため、当塾に来るのを楽しみにしてくれている生徒が多く、最近では他から転塾してくる生徒も増えています。

――生徒にとって、聞きたいことをすぐに聞ける環境はありがたいですね。

自宅にいても、塾にいてもエールが届けられる

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――zuknowを導入したきっかけと、活用方法を教えていただけますか?

千葉県の高校入試では、一部の学校を除いて一発勝負ではなく、学校の通知表も影響してきます。そうすると、学校のテストと入試問題の両方に直結する問題演習が必要です。しかし、中学生の教材は、高校生ほどバリエーションが多くないので、結局自分で作る必要があり、それを今まで紙ベースで作成していました。

そんな矢先に出合ったのが自分で問題を作ることができる学習アプリzuknowです。学習SNSStudyplusを利用している生徒が、zuknowで勉強していたことで興味を持ちました。 

最近では、中学生のスマートフォン所持率が高まっているため、早速zuknowで入試・模試・定期テストに対策の教材を作り、アプリ上で生徒と問題を共有し、理解度を確認するために定期的にzuknow上のクイズ機能を使っての確認テストを実施し始めました。

紙ベースではランダムな問題演習が難しかったのですが、zuknowだとそれが簡単にできます。また、塾がない日でも継続的に勉強しているか、暗記できているのか、習熟度を把握できます。生徒がレベルアップをした際には「いいね!」ボタンでエールを送り、塾では直接声をかけていくなど、zuknow活用を促しています。

また、模擬試験の結果を見てその場でzuknowを開いて復習してもらうこともあります。特にzuknowの特徴でもある4択問題は試験でも実際に実施される一般的な形式なので、時間がある限り、どんどん作っていきたいですね。

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「わかった!」「ありがとう!」生徒同士が教え合って成長

――zuknowでは、先日のアップデートで4択クイズの誤答の選択肢まで入力して教材を作成できるようになりました。

それはいいですね! こだわった独自の問題を作りたい人は多くいるので、はやると思います。模擬試験で間違えた4択問題を復習用に登録しておくというような使い方もできますよね。

当塾には「教えあう」というコンセプトがあって、生徒同士で教え合う姿がよく見られます。得意科目を教え合うことで自分の理解がより深まり、それが誰かのためになる。実際生徒は教え合うことを楽しんでいるように見受けられます。「わかった」「ありがとう!」といったやり取りから、生徒同士で学び合って成長している様子がよくわかります。

zuknowの場合も同じで、みんなのために丁寧に教材を作りますし、作る過程で自分の勉強にもなります。そうして作った暗記帳を何十人・何百人という人が利用してくれるわけですから、誰かの力になっているという実感が生徒のモチベーションにつながると信じています。

――教材を作りたいという先生は増えると思いますか?

本当にやる気のある先生は作ります。大学生の講師でも、プライベートの時間を削って学生の成績を検証しながら問題を作成しているので、今後zuknowを利用する先生は増えると思いますよ。

――zuknowに対する期待はありますか?

zuknowの良さはスマホさえあれば誰でも使えるところです。「塾に通っている生徒」といった縛りがないため、生徒も手を出しやすく、教材会社でなくとも作り手になれる所が魅力です。

塾教材フェアに行くと、教材のアプリ化に加速を感じますが、どれも「できあがった既成品」で「塾に通う生徒に使用が限定」されています。教材はたくさんの人が作り、利用してもらうことで問題の精度が上がることを実感しているため、これらの条件を満たしているzuknowには大きな可能性を感じています。

当塾は、これからもzuknowを利用していくことを通じて、教材や学習方法を塾の外に発信していくつもりです。そしてそれが結果的に、生徒一人ひとりにぴったりの多様な学習方法を提供できることに繋がると考えています。zuknowの皆様、こんなに素晴らしいアプリを作ってくれてありがとうございます!

――かまなび様、ありがとうございました!

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