zuknowマガジン

学習アプリzuknowの最新情報をお届けします。

中学英語からはじめてみよう!zuknow Meetupイベントレポート

3/3(火)に、zuknowで初めてのMeetupイベント「英語学習のプロが教える 日常会話もTOEICもここからはじめてみよう」を開催しました。

英語のある生活をモットーに、日々英語にまつわる情報を発信し続ける英語キュレーターのセレンさんと、TOEICスコア990点のTOEIC講師PORPORさんが登壇。この記事ではイベント当日の様子をお伝えします。(動画あり)

 

第1部:トークセッション「スマホ英語学習法」 

トークセッションでは、お二人が日ごろから実践しているスマートフォンアプリの英語学習法をご紹介。 「時間と場所を決めて隙間時間に勉強する」ことや「自分が学習したことをTwitterやアプリを使って発信していく」ことの面白さを話されました。

お二人が作成したオリジナルの学習コンテンツはこちら。

第2部:Q&Aセッション「英語学習を始める/続けるコツは?」

その後、 参加者の質問に答える形でイベントは進行。そのトーク内容を一部書き起こしてご紹介します。

Q1. 中学生英語レベル以下なのですが、何から始めたらいいでしょうか?

セレン:僕もスタートはここからだったので、非常にこの気持ちわかります。何から始めていいかわからない絶望感。

PORPORセレンさんはどうしたんですか?

セレン:僕が初めに気をつけたのは「発音」。うまくなるかは別にして「発音に気をつける」ということを意識しました。僕は英語の発音は「手書きの文字」と一緒だと思っていて。 文字の書き方は、気をつけていれば「キレイな書き方」に近づいていくじゃないですか。 英語も適当にしゃべるのではなくて「文字をキレイに書こう」という意識と同じように、少し気をつけてしゃべってみる。その小さな積み重ねから始めました。 まず初めに、根底にそこがないと単語やフレーズを覚えていたとしてもカタコトになってしまう。

PORPOR:せっかく覚えても使えないということですね。

セレン:そうなんです。たくさんインプットしても効率が悪くてもったいないと思うんですよ。まずは音に気をつけるということを大切にしました。PORPORさんはどうですか?

PORPOR:多くの人は中学校で英語を習っているわけですから、それを「思い出す」作業が重要だと思うんです。「全部忘れちゃった」という人もいますけど、どこかに残っています。
書店でしっくりくる本を買って勉強するのでもいいですし、zuknowの中にもたくさんコンテンツがあるので「見覚えがあるな」というものを選んでもいい。 
「見覚えがあるな」というのは自分の体に残っている証拠なので、それを選んで思い出していくということをするといいと思います。

f:id:hiroshi_a:20150313203718j:plain

セレン:一度教育を受けていますもんね。でも、中学生のときに勉強していなかった、サボッてたという人がいたら、それはやらないといけないですよ。

PORPOR:それはそうですね(笑)。

セレン:勉強を全くやっていなかった人が何もやらずに追いつくのは情報量としても難しいので、それはさすがにやり直さないといけない。
ただ、中学生のころのような受け身の意識ではなくて今回は自分が使いたくて勉強するわけですから、DVDの説明書と一緒です。「自分がこれを使いたいから読む」という感じで勉強できると思います。

Q2. 日常的に英語を使う必要がないと、ついモチベーションが下がってしまいます。何かよい方法はありませんか?

PORPOR:私はこれについて一つ言っておきたいことがあります。この方は英語が「必要がない」わけじゃないですか。

セレン:非常に哲学的な問題です(笑)。

PORPOR:この中にも、英語を普段使わないけどモチベーションが上がり下がりするという方はいらっしゃいますか? 同じ悩みを持っている方、いらっしゃいますよね。そこで自分に問いかけてほしいのは「そもそも英語をなぜやっているの?」ということです。そこを考えてほしいんです。
そこでもし「本当に必要ない」というのであれば、英語の勉強をやめてもいいんじゃないの?と思うんです。やめるというか…その時間を別のものにあてる。英語を使わない人生もあるじゃないですか。

セレン:その結論がどうなるにせよ、大切なのは「自分に問う」ことですよね。要するに、この質問は「お腹がすいてないんだけど、料理をどう食べたらいいの?」ということと同じだと思うんです。 

PORPOR:そうですね。 

セレン:僕も、英語を使わないと死ぬとか、仕事なくなるとかではないので、今でも問い続けています。「本当に必要なの?」「英語を勉強することでこの先どうなるの?」って。 これをやらずに勉強だけやっていると、何のために英語を勉強をしているのか分からなくなってしまいます。

PORPOR:時間ももったいないですしね。もう一つ、「モチベーションが下がる」とおっしゃっていますが、これは普通のことですよね? 

セレン:そうなんです! そもそもモチベーションってないものなんですよ。一時的に高くなるだけなんです。モチベーションが高くなると人は調子のってしまうんです。でも上がっているときのほうが異常で、低いところにあわせないといけないんです。

PORPOR:それが普通というのをわかっておかないといけないということですよね。

セレン:英語を始めるときは、モチベーションが高いことが多いのでそこからスタートすると下がっていくのは当たり前なんです。僕は、それを「モチベーションが下がってきた」じゃなくて「落ち着いてきた」と言うんです。日常的に何ができるかが重要だと思っています。

Q3. 語学勉強の面白さはどんなところにありますか?

セレン:非常に興味深い質問ですね。

PORPOR:何時間でも話せるテーマですね。

セレン:僕は朝まで話せます。

PORPOR:朝までやりますか。(笑)

セレン:あの…「フェチ」ってあるじゃないですか。

PORPOR:何の話をしだすんですか。やめてくださいよ(笑)

セレン:いやいや、「これ!」というポイントがあるんですよ。何に対しても。

PORPOR萌えポイントですね。

セレン:そう。そこが一人ひとり違うから英語学習は面白いんです。PORPORさんのフェチは何ですか?

PORPOR:僕は言葉の仕組みですね。文法が好きです。単語は全部知っているのに読めないという文章ありますよね?そういうものに僕は萌えますね。セレンさんはどうですか?

セレン:僕はやっぱり日本語との違いですね。一番萌えます。

PORPOR:最近、萌えたものあります?

セレン:たくさんありますけど、例えば"get me"。"You got me."とか言われたら「おお、こいつやるな。」って思いませんか?(笑)「日本語にその発想はない!」と感じる表現は面白いですね。新しい視点の回路が自分の脳に出来る感じがして。

PORPOR:"What's in it for me?"とかね。

セレン:そうそう。「自分に何の得があるの?」という表現。

PORPOR:みなさんもそれぞれの萌えポイントがあると思うのでぜひみなさんでシェアして欲しいですね。


zuknow meetup - YouTube

第3部:zuknow アプリで「一斉テスト」を開催

トークセッションの後は、参加者の皆さんでzuknow 「一斉テスト」に挑戦!

PORPORさんが作成したTOEIC頻出単語から、4択問題とスペル入力型の問題が10問出題され、参加者のみなさんがお持ちのスマートフォンから参加しました。登壇者のお二人もクイズにチャレンジ!

正答率や解答時間に応じてランキングが集計。その結果は懇親会で発表されました。

f:id:hiroshi_a:20150313204016j:plain

第4部:ワークショップ「写真を見て、英文を考えよう。」

Meetup後半はワークショップ。5~6人のチームに分かれて、セレンさんが選んだ写真から連想される英文を、グループで考えて発表。

f:id:hiroshi_a:20150318222826p:plain

この写真に写っている人物を"Takeshi"と想定した英文があるチームから発表されると、他のチームも"Takeshi"を主人公としてストーリーを連想。発想豊かな表現に大喜利をやっているかのような盛り上がりでした。
写真を見て英文を考える学習方法は、日常会話にもTOEIC part1の練習にも役立てることができます。

そして解答例はこちら。PORPORさんがTOEICに出やすいフレーズを基に解答例を作成しています。

 zuknow Meetupでは皆さんで学習方法を教え合ったりしながら、様々なコミュニケーションが生まれました。

zuknow のコンセプトは"Learn Together"。同じ学習目的をもつ皆さんと励まし合ったり競い合いながら、学習を継続するのサポートを続けていきます。zuknow Meetupにご参加いただいた皆さまありがとうございました!