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「生徒には紙の教材よりもスマホが身近」学習塾におけるアプリ活用例

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―― まず簡単に自己紹介をお願いします。
中村 卓と申します。大学卒業後に就職した会社で教育事業に関わり、色々な教育現場に触れるうちに「いつか自分で教育事業を立ち上げたい」と思うようになりました。その後、学習塾を運営する会社で全国の教室運営を経験し、2010年6月に小中高向けの総合学習塾「学力工房」を立ち上げました。
―― 中村さんが教育に興味を持ったきっかけは何だったのでしょう?
きっかけは吉田松陰で、当初は社会企業家のような方向性を考えていました。社会問題を解決するための手段として教育を選び、それをビジネスとして成立させるために、学習塾という道を選んだのです。
学力工房の目標は、社会にでても役立つ「学ぶ力」を作り出すこと
―― 学力工房の特長や目指す姿を教えていただけますか?
学ぶテーマごとに個別授業とグループ授業を使い分けているのが学力工房の特徴です。たとえば数学で連立方程式を学習するときは、個別に一人ひとりの理解度に合わせてプログラムを組んだほうが効果的です。一方、理科で天体について学ぶ時は、グループで映像をみながら意見を出しあう方が強く印象に残ります。
科目ごとのテーマや、一人ひとりの状況に応じて最適な授業形態が何かを考えています。最近ではインターネット上の動画も授業で活用していますね。国数英理社だけでなく、世界遺産や各都道府県の雑学やロボット工学のトピックを取り入れるなど、生徒一人ひとりの興味を喚起できるコンテンツを積極的に取り入れています。
学力工房が掲げる目標は「学ぶ力を作り出す」ことです。中学・高校の勉強は大学に入学するための勉強であることがほとんどで、それは社会に出たときに必ずしも役立つものではありません。ですが勉強方法を考えるプロセスは社会に出ても役立ちます。
教材は何を選んで、ノートはどのようにまとめるのか。暗記はどんなスタイルでやるか、そもそも学習プランはどうするのか。学力を上げていく過程で身につくそういった「学ぶ力」こそ、社会に出たときに必要不可欠な能力だと考えています。

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学力工房のシステム(出典:学力工房

―― 単に点を取るだけの学習ではなく、学習する過程で得られる考える力を醸成しているのですね。授業ではどのようなツールを取り入れていますか?
グループ授業はスピーディーに進めたいので、難しい科目や内容以外は黒板を使わずにプロジェクターでスライドを映して授業を進めています。zuknowを先生方に紹介してからは、zuknowを授業に取り入れる先生が増えました。先へ先へと進んでいく授業のなかで、できない・分からないところがある生徒をどうフォローするかが課題でしたが、zuknowでその課題をある程度解決できるようになりました。
小テストや授業の復習をスマートフォン
―― zuknowの具体的な活用方法について教えていただけますか?
使い方は2つあります。1つ目は、授業内での小テストとしての活用です。授業の冒頭で前回の授業内容の理解度を確認するチェックテストを行うのですが、これをzuknowのクイズ機能を使って実施するようにしました。 予めzuknowで暗記帳を作成しておき、授業の最初に生徒に共有してzuknow上でクイズを受けてもらうのです。
先生は生徒がどの程度覚えたのか把握できますし、生徒も授業の後で自分のスマホからいつでも結果を確認できて何回もテストにチャレンジできます。正解数がランキング表示されるので、生徒が継続的に学習しているかどうかも分かります。なかには全問正答するまでやり切る生徒もいて、素晴らしいことだと思っています。
2つ目は、授業後の自習教材としての活用です。授業で教えた内容を元に暗記帳を作って生徒に自習教材として配布しています。四六時中スマホを持っている生徒にとって、紙の教材よりも勉強を始めることへの心理的ハードルが低いためか、手をつけない生徒がいないことに驚いています。

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いつも持ち歩くスマホで、1日10分の学習の継続を

――zuknowの良いところはどこだとお考えですか?
クイズ形式になるところですね。表裏をめくるだけの単純な単語帳ではなく、クイズ形式で学習できるところがとても良いと思います。
また、作った暗記帳はそのままテストに使えるのでとても重宝しています。暗記は、1回でも2回でも多く触れて蓄積していくことが大切なので、日々のスキマ時間を活用できるスマホアプリ形式はとても良いと思います。 電車の中で紙の単語帳を開く人はあまりいないけれど、スマホはみんな見ていますよね。その時間でzuknowを使って1日10分の学習を継続させれば、相当な効果があるはずですから。
私は効率的で有効な学習方法として、一番可能性を秘めているのはスマホだと思っています。特に高校生にはインフラとしてほとんどの生徒に行き渡っていますから、上手に活用して学習効果を高めていきたいです。
今後は、学力工房だけでなく、さまざまな教育現場での学習にスマホなどのデバイスを取り入れるようになると思うので、より多くの学生の目にとまるようzuknowをPRしてほしいと思っています。
――ありがとうございます。さらに多くの方に使っていただけるよう頑張ります。
期待しています。zuknowはとても重宝している教育ツールなので、私たちも引き続き活用していきます。

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